追悼 剛さん暫しの別れ

金澤のピアニスト、山崎 剛の訃報が入ったのは
7月27日のスタジオインの直前だった。
マネージャーの稲森さんは剛さんがとても賢右衛門さんのことを慕っていたし、小説「月の離宮」も車に乗せて
時々読んでいました、、、。
泣きながら話す稲森くんの言葉に僕も涙が溢れてきた。
とても聞き手を意識してピアノを弾いていた剛さん。
僕がピアノを弾き出したのは彼のピアノを聞いたからだろう。

僕はピアノを始め、彼は歌を歌い始めた。
会ったときに意見交換できる
唯一の存在だった。

心情を正直に言えばお悔やみだとかご愁傷様とか
家族の人を労う言葉が出てこない。
僕の悲しみが強いから言葉が出てこない。
ただただ、別れが辛いだけ。
でも剛の分までピアノを弾き、僕もまたいつか
逝く時が来たら一緒に音楽をやりたいと思う。
彼への寄せ書きにこう書いた。
「また会おう」って。
これからは天国にいる人達にピアノを聞かせてやってくれ。
剛、お疲れさま。
君は最高のピアニストだったよ。